現在、地球の森のほとんどは「落葉性」と呼ばれる一年の内の特定の期間に葉を落とす性質の植物によって支配されています。それとは逆に、一年を通して緑の葉をつける性質は「常緑性」と呼ばれます。恐竜の時代の森は現在とは違い常緑性の植物が支配していました。

落ち葉
Photo by Andy Beecroft

アリゾナ大学の研究者達が約1,000の植物の葉の化石の質量や葉脈の密度を調査した結果、常緑性と落葉性の植物の支配が入れ替わったのは恐竜を絶滅させた隕石衝突がきっかけであった可能性があることが発見されました。

今から約6,600万年前、直径10kmの巨大な隕石が地球に衝突したことにより環境が激変し、恐竜を含めた多くの動植物が絶滅しました。しかしながら、このことを絶好のチャンスとして繁栄したのが落葉性の植物だったのです。

落葉性の植物は常緑性の植物よりも成長が速いという特徴があります。多くの動植物が壊滅的に滅んで同じスタート地点からやり直さなければならなかった状況は、成長の速い落葉性植物にとって絶好の条件となったのです。

論文の主執筆者であるアリゾナ大学のベンジャミン・ブロンダー氏は、隕石の衝突は“リセットボタン”のようなものであったと語っています。

参考文献:Telegraph