医療大麻は現在アメリカでは23の州で許可されているものの、一般的には懐疑的な見方をされているそうです。しかしながら、医学誌 New England Journal of Medicine が2013年に行った調査では10人中8人もの医師が医療大麻の使用に賛同していることが分かっています。

今回発表された調査結果で、医療大麻を使用したカリフォルニアの患者の92%が痛みなどの症状が緩和されたと答えていたことが分かりました。研究では、一年に一度州全体に渡って行われるランダムな電話調査であり、代表的な成人7525人の健康データが集められている California Behavioral Risk Factor Surveillance System のデータが使われました。

研究者たちによる簡易的な発表では以下のように書かれています。

Our study's results lend support to the idea that medical marijuana is used equally by many groups of people and is not exclusively used by any one specific group.

我々の研究結果は、医療大麻が多くの人々のグループによって等しく使用されており、特定の1グループのみによって使用されているわけでは無いという意見の裏付けとなっている。

医療大麻を最も多く使用していたのは白人成人と18~24歳の若年ではあるものの、全ての人種や民族で使用が報告されており、その使用率の差異は2~9%の小さな範囲であるとのことです。

大麻
医療目的で使用されている「レモン・クッシュ」と呼ばれる種類の大麻
(Photo by eggrole)

また論文では、医療大麻の一般的な使用目的は、主だった治療法の存在しない偏頭痛や、効果的な治療法の少ない慢性疼痛や癌などの症状の緩和のためであるとされており、以下のような主張がなされています。

Our study contradicts commonly held beliefs that medical marijuana is being overused by healthy individuals

我々の研究は、「医療大麻は健康な各個人によって乱用されている」という一般的に信じられている考えを否定するものである

このように、懐疑的な見方はされているものの、アメリカでは多くの州でその使用は許可されています。日本では現在医療目的でも禁止されていますので、いかなる理由でも使用することは出来ませんが、医療もしくはその他の目的での大麻の使用はアメリカ以外にもカナダ、オーストリア、イスラエル、スペイン、ドイツ、スリランカなどで認可されています。(ソース

会議
ミシガン地方自治リーグが2011年に行った「ミシガン医療大麻条例」についての会合
(Photo by Michigan Municipal League)

研究者たちの発表の最後では、ますます多くの州によってマリファナの医療目的での使用が許可されてきており、その健康面での効用や危険因子を追跡調査していくことが重要であると主張されています。

参考文献:NCBI, The Washington Post